7th 『リトルウェッジの魔女 The moon vomits the lie.』
日時:2009年2月14日(土)14:00/18:00
会場:茨城県立県民文化センター小ホール
作/三池順太 作曲/佐野貴幸 作詞/織笠裕美
○出演○
クダン/ホラグチタダヒロ ハナ/織笠裕美 ビッコ・ニキ/鈴木貴幸 コーザ/石川毅 神父/首藤大亮
妖精パック/山口里美 酒場の男/木村隆之 敵兵/吉田昌平 看護婦エイミー/小原真貴
アンリ/和泉紗耶歌 レベッカ/日比恵子
○スタッフ○
青木美都子 高須紀子 吉崎徹(株式会社ジャスト) 奥村達也 秋山雄太 佐川智伯(office Photo Style) 他
ーSTORYー
「僕は何故、君を抱くのだろう」
東の森には、リトルウェッジという村があり、そこには3つの願いを叶えてくれる魔女が住んでいるという。
魔女が叶えたのは 愚かな王の3つの願い。
「隣国の豊かな土地を我が手に」「隣国の財力を我が手に」「隣国の軍事力を我が手に」
隣国はあっけなく滅び、王の治める国は繁栄した…かのように見えた。
黙っていなかったのは他の国。
隣国の力を得ただけの王の国が、勝てるわけがなかった。
鳴り響く空襲警報。立ち昇る爆煙。
クダンに余儀なくされたのは、激しい戦いの日々。
そして2年の月日が流れた…
相変わらず戦争は続いている。
殺しあう人々。憎みあう人々。
怒りの矛先を、どこに向けるのかさえ分からなくなったその時、女の悲鳴にも似た、長い長い停戦のサイレンが鳴り響いた。
歓喜する人々。剣を捨てる兵士達。
戦う必要のない、平和な世界。
それでも思い出すのは…目を瞑ると浮かんでくるのは…
死んでいった仲間達の記憶。 自分の犯した罪の重さ。 逃げ惑う人々。 地獄の業火に焼かれる自分の影…
やがてクダンは歩き出す。
惨劇の元凶、リトルウェッジの魔女を殺すために。
2008年の市民演劇祭で初演され、根強い人気を誇る本作品。
儚く危険な恋物語を、客演を多数迎えスケールアップして堂々再演。