12th 『リライト』
日時:2010年10月9日(土)13:00/16:00/19:00 10月10日(日)10:00/13:00/16:00
会場:PARK IS 4F
作/三池順太 楽曲/wowaka「ワールズエンド・ダンスホール」・ささくれ.UK「ワンダーラスト」 演出/キミトジャグジー
○出演○
コウモト/首藤大亮 オトベ/ホラグチタダヒロ タヤマ/山口里美 トミハラ/目原瞬 ウライ/石川毅
ヤエコ/海老澤寛子 ホンダ/鈴木貴幸 カナリア/織笠裕美
○スタッフ○
製作:佐川智伯 音響:青木美都子 照明:高須紀子 衣裳:奥村達也 宣伝美術:秋山雄太
宣材写真・記録写真撮影:office Photo Style 映像編集協力:小松正明(MARS)
企画・制作:KIMITOJACUZZI production 他
ーSTORYー
「君がいてくれたから、僕はこんなに幸せな人生だった」
世界が終わる、そのほんの少し前。
最後に残された科学達は、地球の深く深く暗い地下、コールドスリープする時を待っていた。
目覚めるのは100年後。
自分達のつくった装置が、ふたたび地球を蘇らせるその時まで、地球を壊し続けた人間たちは沈黙しなければならなかった。
ひとつ問題があるとすれば、地下に置いてあるロボット「カナリア」
有能な科学者、コウモトが狭い地下に持ち込み、周りの科学者達からガラクタ扱いされている鉄クズだった。
「カナリア」は家事ロボットのように、人の役にたてない。
「カナリア」は警護ロボットのように、人を護れない。
「カナリア」は愛玩ロボットにように、人を慰められない。
カナリアが持っているただひとつの機能。それは、ウタウ機能。
映像を目の前で起こっている事のように表現できる装置が発明された未来では、音楽を奏でるしか出来ないカナリアは、ただの時代遅れなガラクタでしかなかった。
やがて訪れた世界の終末。
人類最後の秘密基地で動き出す、カナリアのウタウ機能。
人と機械の間に生まれた、優しい奇跡。
「ほら、世界の最後に残ったのは、歌だよ。言葉だよ。 ………おかえりなさい」
キミトジャグジーが贈る、優しく儚い終末論。